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さい帯血の輸血による脳性麻痺の治療研究が本格化

作成日: 2017.01.24

さい帯血の輸血による脳性麻痺の治療研究が本格化

 高知大学医学部では、早産で脳性麻痺になってしまった子どもに、子ども本人のさい帯血を輸血させることで運動機能を改善させる治療の臨床研究が本格化しているという。
 脳性麻痺は、受精から生後一か月までの間に子どもが脳に受けたダメージによって起こる疾患。発症してしまう割合は、1000人に1人から2人程度であり、リハビリなどの対症療法で根本的な治療法がまだ無いという。高知大学医学部が独自に脳性麻痺にさせたマウスを使用した実験で、さい帯血中のタンパク質等の作用で脳の幹細胞が活性化されたということを確認出来たのだという。さい帯血は採取が容易であり、拒絶反応が起きようがなく、現段階ではがん化の恐れがないという。
 高知大学医学部は、去年の12月に再生医療安全性確保法に基づき、厚生労働省に医療計画の提出を行ったという。その計画は、民間バンクの「ステムセル研究所」でさい帯血を保存している7歳未満の子どもを対象に、さい帯血を100ml静脈注射して、改善効果と安全性を検証するのだという。対象となる子どもは、脳性麻痺と診断されている子どもだけではなく、中等症以上の低酸素性虚血性脳症と診断されている子どもと、脳性麻痺への移行が確実な脳室周囲白質軟化症が認められる子どもも含まれるという。