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学校法人日本医科大学

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がんの早期発見と治療のための薬剤の合成が同時に可能に

作成日: 2017.03.08

がんの早期発見と治療のための薬剤の合成が同時に可能に

 2017年2月10日、DNAを使用して病気に対する情報を集める技術と、小さな細胞からでもDNAを見つけ出すことが出来る技術を組み合わせることによって、がんの診断だけでなく治療のために必要な物質の合成をも行うことが出来る仕組みを開発したと東京農工大学が発表した。
 もともとはDNAを用いることによる計算結果を別の分野で活かすための取り組みであったが、DNAそのものに注目することによって生体内での診断や治療に活かすことが出来るのではないかと研究が進められ、結果を出したという。
 がん細胞が増殖する際に自己の細胞内で増幅させるDNAに対して使用することが出来るアンチセンスDNAを作り出すことが可能になったという。従来はアンチセンスDNAを増幅させることに問題があったが、DNAコンピューティングの技術を応用することによって十分な量を合成し、増幅することに成功したという。
 今回の研究では、がんの次世代早期診断のためのマーカーである「miRNA」の検出に成功したことに加え、がんの治療のために必要な薬剤の合成についても短時間で成功する結果となり、今後は簡単に出来るがん診断の確立や、診断と治療を同時に行っていく医療についての応用が期待されている。